あなたは大丈夫?悪いリーダーにならないための方法(後編)

あなたは大丈夫?悪いリーダーにならないための方法(後編)


こんにちは〜。海苔は冷蔵庫に入れないと気が済まないミンク先生です〜。

前回に引き続き、ダメなリーダーの特徴の残り2つを紹介します。

 

前回の記事はこちら⬇

あなたは大丈夫?悪いリーダーにならないための方法

 

 

3 冷淡&無慈悲

 

こちらは言葉の通り、他人に対して思いやりやデリカシーがないタイプの人にありがちなケースです。

アメリカの実業家のアルバート・ダンラップがこの無慈悲なリーダーの例となります。

彼は1990年代に同国のサンビーム社(トースターなどの家電大手)のCEOに就任します。

 

そこから悪夢が始まります。

彼は就任後すぐに無慈悲な人員削減に走ります。

彼の就任期間の2年間だけでおよそ1,100人(会社全体の35%)もの従業員が解雇されました。

 

それだけではなく、彼は4人中の3人の役員を解雇したり、多数の工場を無慈悲に閉鎖したりととにかく冷淡な方針をとりました。

 

彼のやり方は、ビジネスを拡大するためや、企業の市場価値を高めるための戦略というより、単なる無慈悲なコスト削減でした。そのため、解雇された従業員や株主から次第に反発が起こりました。

 

実際に、1997年のサンビーム社の株価は、株主の期待に反してあまり上昇しませんでした。

その結果、彼は1998年にサンビーム社を去る形でこの悲劇は終焉しました。

 

このアルバート氏のケースはとても極端ですが、こんなスタンスでリーダーシップを取ろうとしても必ず最後に反発に会いますよね笑

 

ここで疑問なのが、なぜこのようなやり方をしたリーダーに部下は2年間も付いていけたのでしょうか。

 

 

アルバート氏を迎え入れた役員達は、彼のタフで男らしい性格こそがサンビーム社の再建となるだろうと誤解していました。

彼らは具体的な経営戦略や会社に何が必要かを見誤りました。単に強い性格の救世主のヒーローが会社を救うと思っていたのです。

 

そのため、アルバート氏の周りのフォロワーは彼の暴挙を容認していました。なぜなら彼はヒーローだからです。

多少乱暴でもヒーローのやることだから間違いないと、

 

なんだかこのケースは今のアメリカの状況のまんまですね笑 トランp、、、

 

また、フォロワーのうちの1人に証券アナリストがいたため、彼らが結託して同社の製品の誇張広告を広げました。

実際、アルバート氏が退任した1998年の同社の赤字は20億ドルにまで膨れ上がっていました。

 

株主らはこの無慈悲なリーダーとその取り巻きに騙され、会社内部の問題に目が届きませんでした。

 

<教訓>

・リーダーは、あまりに無慈悲すぎると最終的には反発に会う

・短期的に冷酷な方法が通用したとしても、長期的にはしっぺ返しを食らう

フォロワーは、スーパーヒーローのような人物像のリーダーを神格化しすぎないこと。

人物像よりもそのリーダーが具体的にどのようなビジョンがあるか、どのようなことを実践しているかに目を向けること。

 

 

4 汚職

こちらのケースも言葉の通り汚職を働いてしまうリーダータイプです。

ここでは、アメリカの実業家ウィリアム・アラモニーのケースを元に紹介します。

 

彼はアメリカの慈善団体であるUnited Way of America (以下UWA)を同国で最大の慈善団体に作り上げました。

 

同団体はアメリカ中に350個もの組織を有していました。

しかし、それ故にそれぞれが独立して運営していたため、UWAを一つにまとめる企業文化や方針がありませんでした。

また、UWAは慈善団体であったため、明確な利益目標や経営戦略に欠けていました。

 

彼はこの問題に素早く着手しました。各団体のマネージャーをそれぞれ入れ替え、具体的なセールス面での戦略を打ち立てました。 各支社との連携を強め、コミュニケーションの明確化により大きくて強い組織に作り変えることに成功したのです。

 

彼のビジネスライクな戦略は見事功を奏しました。

 

しかし、その後は汚職、不正会計及び脱税の限りを尽くしました。

彼は最終的には起訴されて、7年の実刑判決を受ける形で彼の統治は終了しました。

 

彼の任期は20年ほどもありましたが、なぜこのような長い期間彼の汚職が続いてしまったのでしょうか。

 

彼自身の自制心も原因の一つでありますが、彼のフォロワーにも責任があります

ウィリアム氏の部下も彼の汚職に乗っかってしまい、事が大きな問題となるまで汚職の重大さに気がつきませんでした。

 

組織の構造上、トップの方針には基本従うしかありません、

しかし、このUWAという組織は元々は非営利組織の事前団体のため、民間企業よりも尚のこと誠実さやクリーンさが大切となります。

 

このような組織では、リーダーとフォロワー両サイドに誠実さや正義感が不可欠であります。

どちらかが傾けばすぐに崩壊します。

 

またこの状況下でフォロワーは、組織の性質を使い数の力でリーダーの汚職を止めるべきでありました。

一対一の力関係では強いリーダーの方針を変えることは難しいですが、暴動と同じで数の力でリーダーを落ち着かせる方法を模索するべきです。

 

<教訓>

・リーダーは、自分の方針と組織のイメージ像とかけ離れた方向に進みすぎないこと

・フォロワーは、リーダーの汚職に対して数の力でコントロールする術を身につけること。

 

 

いかがでしたでしょうか。2回にわたってこの悪いリーダー像の実例を紹介しました。

皆さんはリーダーに関して独自の考えや方針をお持ちでしょうか?

 

この本を読んで思ったことは、リーダーは欲望に負け、自制心が無くなったらおしまいということに気がつきました。

戦略や成果がいかにうまくいっても、負の誘惑に捕らわれない人が長期的に成功します。

 

こうやって良いリーダーの特徴よりも悪いリーダー論について調べ、彼らを反面教師として自分自身の生活に生かしてみると

トラブルを起こさないようにできるかもしれませんね〜。

 

少し長くなってしまいましたが、この話はとても大切だと思ったのでエキサイトして書いてしまいました笑

最後までありがとうございました。

 

 

 


minksensei

2017年9月からロンドン大学の大学院で産業組織心理学を学ぶために渡英した新任のミンク先生ですぅ。

日本で独学で英検一級を取得後、ロンドン大学の修士課程に合格。

日本に帰国後はロンドンでの経験を生かし、ひょっこりと日本の会社組織に貢献したいのです。

ミンク先生のラインスタンプも好評をいただいております。

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愛されるより檻に入れて愛したいんですぅ。