こんにちは〜。最近黄色いカリフラワーを血眼になって探しているミンク先生です〜。
今回も恒例のロンドンのギャラリー関連の記事です〜。
今回の舞台はロンドンの金融街『シティ』にある美術館です。
「ギルドホール」というロンドンの市庁舎まで行ってまいりました〜。
なぜ市庁舎に?と思ったかもしれませんが、このすぐ隣に今回お目当ての美術館があります。
その名も『ギルドホール・アート・ギャラリー(Guild Hall Art Gallery)』です。
こちらがロンドン市庁舎のギルドホールです。15世紀に建てられたゴシック建築であります。17世紀のロンドン大火災及び第二次世界大戦時の空襲もしのぎ、今日まで現存している貴重な建築物です。
市庁舎内も見学可能です。二階にはとてもおしゃれなホール(グレートホール)があります。
会議や晩餐会に使用されるこのホールは見学する価値ありです。
中央広場の床のデザインも素敵です。30分くらい立っていたいですね。
アクセス
セントラル線『Bank』駅から徒歩10分
住所:Gresham St, ロンドン, EC2V 7HH, イギリス
TEL:+44-20-7606-3030
ホームページ:http://www.guildhall.cityoflondon.gov.uk
営業時間:10:00〜16:30 (土〜日曜日も営業)
大英博物館やテートモダンなどの最大手の陰に隠れている感じですが、他の美術館に引けを取らないくらい美しいところです。
ギルドホール周辺のエリアはイギリス経済の中心の金融街『シティ』ですので、アクセスも非常に良くてロンドンらしい町並みを楽しめることができます。周辺にはレストランや教会もありますので、観光にピッタリ!
ロンドンの隠れた優良美術館:ギルドホール・アート・ギャラリー
市庁舎のすぐ隣にあるのがこのギルドホール・アート・ギャラリーです。入場料は無料です。
展示されている約250点の絵画は、中世及び近代のロンドンの風景画や、16世紀以降の王族などの肖像画がメインとなっています。
こちらのギャラリーは、第二次世界大戦の空襲で破壊されてしまいましたが、幸運にも大半の作品は残っていたため1988年に再建されました。
メインフロアの一階の様子
地下にもかなりの数の絵画がズラリ
ギルドホールと闘技場!!
ギルドホールにはびっくり仰天のエピソードがあります。
それはなんと、アート・ギャラリーの地下にはローマ時代の円形闘技場跡(Roman Amphitheatre)が眠っていたのです。
上記で述べたように、ギルドホールのギャラリーの方は1988年に再建のため工事されましたが、その工事中に突如円形闘技場が現れたのです。
つい最近まで気がつかなかったのが奇跡ですね。もし再建工事がなかったら今でも誰にも気づかれることもなく地下でひょっこり眠っていたのでしょうか〜〜
この円形競技場は、西暦70年という鶴も顔負けの昔に作られたものです。
その後、2世紀頃には拡大し、7,000人を収容していました。
この闘技場の目的は、映画『グラディエーター』のような公開処刑や剣闘士の戦闘など、一種の見せ物のために作られた物です。
ローマ人が4世紀に撤退した後は解体されたため、つい最近まで地下に埋もれていたのです。
もちろんこの闘技場も見学することができます。ミンク先生はおそるおそる入口の陰からひょっこりと覗いてみました〜。
なんと、そこには怪しい人影が!!
幽霊かと思いきや演出でした〜
闘技場跡が丁寧に保管されております。これはかなり貴重ですね〜
発掘された当時の道具の破片が見られますよ〜
おまけ
下の画像のように、アートギャラリーのすぐ隣の細い通路を抜けていくと、「The City Centre』という名の小さい建物があります。
こちらの中にも近代アートのギャラリーがあります。
とても綺麗で現代的な素材を使ったテイストですので、近代アートが好きな方は是非!
どうやらLEDのバックライト使用したアートのようです
ロンドンのミニチュア模型
さてさて、今回はロンドンの隠れ人気スポットであるギルドホール・アート・ギャラリーをご紹介しました。
美術館でまさかの闘技場が見られるとは全く予想していませんでした笑
ロンドンはこんなトリッキーなサプライズがあるから面白いのです。
引き続きミンク先生の潜入調査は続くのです〜